シェアオフィスの個人利用

ほとんどのシェアオフィスが1名からの利用が可能です。探している場所にあるシェアオフィスの公式ホームページを検索すれば、何名から利用可能か記載されています。

1名から利用可能のシェアオフィスが見つかったら、まずは内覧をするとよいでしょう。写真のイメージと実際に見たシェアオフィスの雰囲気が違う可能性もあるので、サイトの情報だけではなく、実際に見て確認しておくと安心です。

選ぶときのポイント

料金形態

まず大切なのは、料金形態のチェックです。シェアオフィスの料金形態は「月額制」と「都度払い」の2つに分かれています。毎日のようにシェアオフィスを利用するのであれば、月額制のほうが割安になる場合が多く、集中したいときにだけ利用するのであれば都度払いのほうが安く済む場合があります。利用するペースを考えて、料金形態を選ぶとよいでしょう。

個室や会議室の有無

シェアオフィスによっては、個室や会議室が利用できる場合があります。打ち合わせなどをシェアオフィスで行う予定がある場合は、個室や会議室があるシェアオフィスを選ぶとよいでしょう。

立地条件

シェアオフィスへ毎日のように通うのであれば、立地のよさは重要なポイントです。駅から徒歩圏内なのか、自宅からアクセスしやすい場所なのかシミュレーションしてみましょう。通うことが面倒にならないように、立地条件は妥協しないことをおすすめします。

法人登記ができるか

テレワーク等で利用するのであれば関係がありませんが、起業を考えているのであれば法人登記が可能か確認しておくとよいでしょう。シェアオフィスによってその場所を法人登記に使用可能かどうか異なるので、法人登記をしたいのであれば予めチェックしておく必要があります。

セキュリティの厳重さ

複数人と空間をシェアするため、パソコンの中身や仕事に関する資料などを他の利用者に見られないように気をつける必要があります。オフィス内の動線や、スタッフが駐在しているかなども確認しておきましょう。

サービス

シェアオフィスによってはフリードリンクやオフィス機器など、自由に使えるサービスがあります。印刷代がかかるオフィスと無料のオフィスなど、シェアオフィスによってサービス内容が異なるので事前に確認しておくと安心です。

シェアオフィスの歴史とは

シェアオフィスは、2005年頃にアメリカ、ニューヨーク、サンフランシスコで同時期に生まれたといわれています。日本では2003年に六本木からシェアオフィスが導入されはじめました。その後2010～2020年代に入り、オフィスの形態が多様化していきます。

自社オフィスに留まらず、自由に仕事ができるシェアオフィスが流行りはじめたことで、シェアオフィスの数も増加傾向にあるのです。シェアオフィスは今後も需要が増加すると考えられており、運営する企業も増えていくでしょう。

シェアオフィスの未来とは

シェアオフィスの誕生から約20年が経過しようとしていますが、利用目的や機能が近年多様化しています。利用者が心地よく仕事ができるように、各シェアオフィスがアメニティや施設内でのコミュニケーション強化イベントを行っています。

個人事業主や起業を考えている方以外に、テレワーク場として利用する企業も増えています。入退室時間の把握や勤怠管理が可能なため、企業としても管理がしやすいメリットがあるのです。今後もシェアオフィスの需要と共に、サービス内容がさらに進化していくと考えられます。